
洋菓子と和菓子を支える縁の下の力持ち、ゼラチンの魅力
菓子作りにおいて、食感や見た目を決める重要な要素の一つが凝固剤です。中でもゼラチンは、洋菓子、和菓子を問わず広く使われています。ゼラチンは、牛や豚などの動物由来のコラーゲンを原料としており、私たちの体にも多く含まれるタンパク質です。粉末や板状で販売されており、水に溶かして使用します。冷やすと固まる性質を利用し、様々な菓子を作ることが可能です。ゼラチンの特徴は、弾力性と粘性にあります。ゼラチンで作ったお菓子は、柔らかく、とろけるような食感が生まれます。また、様々な材料との相性が良く、果汁と合わせてゼリーに、生クリームと合わせて冷菓に、抹茶と合わせて和風の甘味を作ることもできます。ゼラチンは、菓子作りの可能性を広げる万能な素材と言えるでしょう。