
フェキュールとは?洋菓子作りに活かす澱粉の知識
フェキュールとは、仏蘭西語で「澱粉」を意味します。洋菓子作りでは、小麦粉の代わりに用いることで、独特の食感と風味を醸し出します。主な種類として、じゃが芋澱粉、タピオカ澱粉、とうもろこし澱粉などがあり、それぞれ性質が異なります。じゃが芋澱粉は保水性が高く、しっとりとした食感に適しており、求肥のような仕上がりになります。タピオカ澱粉は、加熱すると透明感のある弾力と艶が生まれ、葛餅などに最適です。とうもろこし澱粉は粒子が細かく、口溶けが良いため、カスタードクリームや繊細な焼き菓子に使われます。最近では、米粉をフェキュールとして使用する例も増え、独特の香ばしさと食物繊維が魅力です。このように、フェキュールの特性を理解し、適切に使い分けることが、お菓子作りの成功に繋がります。