
和洋菓子の品質を左右する水分活性値とは?
和菓子や洋菓子において品質と安全を保つ重要な指標が水分活性値です。食品中の水分は、自由に動ける遊離水と成分と強く結びついた結合水に分かれます。遊離水が多いほど微生物が増えやすく腐敗しやすい状態となり、水分活性値(Aw)は遊離水の量を示す0から1の値で表されます。値が低いほど保存性が高くなります。例えば、ジャムや羊羹は糖度を高めて水分活性値を下げ長期保存を可能ににしています。お菓子作りでは、水分活性値を管理することで、品質を維持し安全な食品を提供できます。専用の測定器で水蒸気圧を測り、製造工程や材料の配合を見直すことで、より良いお菓子作りを目指せます。